寝苦しい夏がやって参りました。暑さに弱いわんこにとってどう乗り越えるかは毎年の課題ではないでしょうか。
わんこと「暑さ」や「寝る」ことについての話題は色々とあり、今までのコラムでもいくつか触れてまいりました。「命に関わること」「快適性を求めたこと」「わんこ本来の習性に基づくこと」などです。ぜひお時間許す限りご覧頂き参考になれば幸いです。
- 参照
- 「わんこと寝る」一緒に寝ることについてイエス?ノー?(2014.10.8)
- 「わんことクーラー」エアコンのこわ~い話や注意点について(2015.8.18)
- 「わんこと避暑」おうちの中での暑さ対策について(2015.6.14)
さて、そんな寝苦しい季節。わんこと一緒に寝ていても距離があったり、少し経ったら別の場所へ移動して行ってしまったり。夏のあるあるではと思います。
あなた&愛犬は暑くとも「一緒に寝たい派」ですか?それとも「ひとりで寝たい派」でしょうか?エアコンが効きによっても違うかもしれませんが^^
私の相棒・といちはどうだったかというと、独立心が強めの和犬で『ひとりで寝たい派』でした。布団に誘うと渋々来てくれ寒い日などは朝まで一緒に寝てくれましたが、基本的に私が寝始めるとコッソリと布団から出て、自分のベッドやハウスに戻っていくわんこでした。もしかしたら私の寝相が悪くて蹴っ飛ばしてしまったのかもしれません(汗)
仮眠的な昼寝ではなく、しっかりと充電睡眠したい時はひとりになれる安全な場所で寝たがるわんこも多いものです。
このカドラー(下図で説明)、石鹸箱のような形ですが犬の習性に沿っていて好むわんこも多いと思います。好みやすいのはなぜかというと、
この母犬の腹部に抱かれる感じ、兄弟犬達の間に埋もれている感じ、誰かに寄り添い合ったり重なりあったりの安心感にカドラーは似ているようです。
似たようなところで、枕やソファの肘掛けにもたれ掛るのを好むわんこは多いように思います。
ベッドも埋まるような、包まれるような安心感があるのも人気です。
そして重なり合えるくらいの広さがあると仲間同士で休息できます。
寄り掛かった時にフニャフニャした綿の入った軽いベッドなどは安定感に欠けるようです。
身を預けてもどっしりとして重みのあるしっかりしたベッドは安心感が高いようです。
このように包まれるような、埋もれるような、安心して寄り掛かれるようなところが好みのわんこは多いとは思います。ですが、それぞれ個性があり好みが違いますので必ず挙げたような寝床じゃないとダメ、ということはありません。
例えば、
枕に頭を乗せるのではなく、布団から頭を落とした寝方が好きなわんこもいます。
まっ平なところを好むわんこもいます。
暑いんだから硬くてもただの床でOK!というわんこもいます。
一段でも一枚でもとにかく何かの上が良い!というわんこもいます。
もちろん季節によっても変化があるでしょう。
色々とうんちくを垂れましたが、愛犬にとっての好みを推し測り安心して心身共に休まるような寝床を提供し、健やかな寝顔が毎日見られる。これぞわんこと暮らす至福の時なのではと思うのです。