全日本不動産協会神奈川県本部川崎支部 令和2年度の政経懇談会

令和2年政経懇談会(1)

不動産コラム

全日本不動産協会神奈川県本部川崎支部 令和2年度の政経懇談会

2月17日、全日本不動産協会神奈川県本部川崎支部にて、令和2年度の政経懇談会が行われました。
今年は、私も事前に質問書を提出しましたので、どのような回答が来るのか(来ないかも)、ちょっとドキドキしながらその時を迎えました。

日本で少子化・人口減少が問題化される中、川崎市の人口は29年連続で増加中です。(1月1日基準)日本で6番目に人口の多い都市となった川崎市にどのような問題があり、どのような対策を行っているのか、興味深い話を聞くことが出来ました。

市政報告

出席された政治家の皆様最初に、市政報告ということで、
市議会で議題に上がっていること、中心になって活動されていることを、

  • 自民党 川崎市議会団長
  • 公明党 川崎市議会団長
  • 日本共産党 川崎市議会団長
  • みらい 川崎市議会副団長
  • 無所属 吉澤章子様
  • 無所属 三宅隆介様

から、特に不動産に関わりあいの深い点についてご報告いただきました。

以下、出席された政治家の皆様のご報告について概要をまとめました。

自民党 橋本団長様から

  • 【全国都市緑地フェア】を長年に渡る要望が叶い、ついに開催する事ができました!令和6年に市制100周年を迎えるにあたって目玉となる催しとなる事でしょう。
  • インフラの重要性について提起しています。横浜市のグランドデザインは凄いものがあり、川崎市も頑張らなければ!という事から、これは橋本様個人の私見であるそうですが、『川崎市にもリニア新幹線の新駅』を請願駅として、要望して行ってはどうかと思っている。武蔵小杉など候補として良いのではないか。

公明党 山田団長から

  • 交通不便地域のバス路線化を進めている
  • 宮前区役所の移転について
  • リニア新幹線の新駅を地下鉄3号線と交差する「ヨネッティ王禅寺」付近に新設してはどうか、田園調布大学など社会資本も充実しているので良いと思う。
  • ヨネッティ王禅寺の更なる充実について
  • 事業承継・個人の跡継ぎ問題解決に向けて「エンディングサポート」を

日本共産党 宗田団長から

  • 財政力指数が政令指定都市でトップ 指数が1を超えているため、地方交付税(普通鋼税)が4年連続で交付されないという健全経営とされている。しかし認可保育園の待ち人数や給食費の負担など問題がある。
  • 中小企業に対する補助金も1件あたりの割合が他都市と比べて低い等につき改善を求めた。
  • 台風支援については市が頑張った。内水氾濫の起こった原因の一つであるポンプ車不足の問題を1台から5台に増やし、今後はこれでかなり軽減されるはずとの事。

みらい 堀添副団長から

  • 台風被害と対策について、議会でかなり話されている。
  • 元気のある街にする、活力をどうやって維持していくのか
  • 川崎市の中でも地域ごとに課題がかなり違いが出てきている。行政毎の対応ができるよう要請している。みなさんと共に取り組んでいます。

無所属 吉澤章子先生

  • チーム無所属が解散となった。
  • 災害対策について、肝は正しく恐れる事。検証が大事。初動が間違ったと思っている
  • 被災地のごみ問題等、チームで当たる事が大事。多摩区では自民党公明党から野党から無所属の議員みんなで、事にあたり、成功事例も作った。川崎市の中でも温度差があった。多摩区は何が良かったのか、悪かったのか、すべて隠さず話す。明らかにして検証していくことが大事。
  • 川崎市の人口は増加しているが、就学前人口は4000人も減っている。やはり対策は必要。
  • 固定資産税増ばかり狙っているのではなく、全体を考えていこう!

無所属 三宅隆介先生から

  • 三沢川の氾濫について、水門を締め切った後、ポンプで調整が必要だったものが、ポンプを作っていなかった。ポンプ車増やすのも必要だけど、もっとやることがある。横浜市は鶴見川もあるのに、なぜほとんど氾濫がおきなかったか。それは国と横浜市で3200億円もの費用をかけて作った鶴見川遊水地が機能したからではないか!その鶴見川遊水地内にある日産スタジアムで、ラグビーワールドカップは開催したんですよ!川崎市はいまだに水浸しなのに!
  • 武蔵小杉を始めとする川崎の資産価値も守っていかなければならないと思っています。都市計画がとにかく川崎は遅れている(誰のせいとかはここでは書きません。)
  • EUで経済一人勝ちと言われるドイツは、実は高齢化率も一番高いんです。人口と経済成長率は比例しないんです。1人当たりのGDPは日本よりドイツの方が高い(ドイツより約20%低く、2018年統計で世界26位)。ドイツと何が違うか。インフラ!!特に交通インフラが段違いなんです。車で1時間で移動できる距離が、平均して2倍違う。面積なら3倍違う。日本でピザ1枚届けている間に、ドイツでは3枚食べてるwwそのくらい違う。今年に入って経済成長率は、実質6.3%のマイナス成長なんですよ。国もデフレスパイラルになろうとしている。これは何とかしないと。

皆様熱く、川崎と政治と、不動産の事も考えて下さっていて、応援したくなる政治家さんです。

会員さんからの質問と政治家さんからの回答は次のBLOGにまとめたいと思います。

この記事を書いた人:代表取締役 德山

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