希望の不動産を見つけるために③
「土地面積」「建物面積」「間取り」

広告の中にある真実と注意する点！！

希望の不動産を見つけるにあたって、チラシ広告やインターネット広告等で書かれている物件概要の読み方についての第３弾です。

物件概要　★★★★★
③「土地面積」「建物面積」「間取り」

(7) 土地面積	重要度 ★★★★★ 一戸建て・土地の場合の必須事項
(7) 土地面積	登記簿面積で記されていることが多いのですが、実測面積を書いてある場合もあります。古い土地の場合は特に、登記簿面積と実測面積が違う場合は、非常に多くあります。ご自身が建てようとする面積が建てられない可能性もあります。そのため、契約する前に、実測清算するのかどうか、一定以上の面積の違いが出た場合はどうするのかを、確認または交渉するポイントにしておくことが肝要です。境界標ポイントを目安にメジャーをあてておくことも必須です。売主様は、「登記簿売買で清算しない」事を望まれることが多いので、買主様にとって、希望の家が建つのかどうか、測量を条件に入れさせてもらえるかどうか？は契約前に確認しておきましょう。土地面積の中には、擁壁部分や、通路部分等も敷地であれば当然に含まれます。擁壁や通路部分が広いと、数字よりは庭部分が少なかったりしますので、注意しておいたほうが良いです。また、前面道路も狭く大型重機が入らないなどの理由により建築費用が、余計にかかる場合もあります。但し、その部分があるから安くなるといっても、査定マニュアル以上に安くなっている物件があれば、それはお買い得といえるかもしれません。開放感も十分にあるのに、この価格!??というくらい安い場合がたまにあるものです。冷静に個々の物件を比較する事が肝要です。
(8) 建物面積	重要度 ★★★☆☆ 必須事項
(8) 建物面積	延床面積は、必須事項になります。いわゆるパンフレット表示になりますので、壁の芯から測った面積が記載されることがほとんどです。マンションの場合は、一戸建てより壁が厚く、柱が大きくある場合が多いため、思ったより狭く感じる場合もあります。いずれにしても、現地でご自身の感覚でお確かめになるようにして下さい。また、不動産登記法（登記簿面積と記されます）と、建築基準法で基準が違う為、建物面積も異なる場合があります。吹き抜けやバルコニー等の扱いが違う為等です。滅多に大きな誤差は生まれませんが、登記簿面積については土地家屋調査士に、建築確認面積については建築士（建築主）に聞けば詳しく教えてもらえます。もちろん当社へのご質問はいつでも受け付けています。
(9) 間取り	重要度 ★★★★☆ 必須事項
(9) 間取り	一般的に４ＬＤＫとか３ＳＬＤＫと記されるものです。最初の数字は居室（人が居住・執務・娯楽等の目的の為、継続的に使用するお部屋の事をいいます）で、Ｌがリビング。Ｄがダイニング。Ｋがキッチンです。Ｓは納戸（サービスルーム）です。この納戸というところですが、これは、建築基準法上の居室に当たらない部屋という場合と、単なる収納の納戸の場合とがあります。居室ではない納戸（サービスルーム）というのは、ほとんどの場合、建築基準法上の採光条件が満たされないお部屋の事を言います。ようは暗いので、居室としての基準は満たされてませんから、、その点注意して下さいね！というものです。具体的には、居室は、お部屋の面積の１／７以上が窓でなければなりません。14㎡（8.47帖）の居室であれば、窓は合計で2㎡は最低でも必要ということになります。（最低というのは、有効面積を採光補正係数によって計算するため、低い位置にある窓ほど大きく取らなければならないため。尚、天窓であれば3倍の計算をするなどの特例もあります) その窓も隣接地から基準に沿って離れている等の条件が必要になります。そして、後ほどご説明します、【用途地域】によっても基準が異なってきます。また、直射日光とは関係のない天光が基準ですので、居室だから明るいとは一概にはいえません。実際には、お客様がお住まい後、例えば「寝室として使ってはいけない」などの法令は特にありません。その明るさでＯＫなのかどうかを確認して、ご購入する際の検討材料に加えて下さい！というものです。