このたび、台風21号の影響で大きな被害が出ています。お亡くなりになられた方へ心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、悲しみの中にありますみなさまに、心からのお悔やみ申し上げます。また、被害に遭われている方々や地域の一日も早い回復と復興をお祈り申し上げます。
今年は自然災害について、考えさせられる事が度々起きています。自然災害については、台風や地震など、元となるものを無くすという訳にはいかないことから、いかに被害を少なくするかが問われます。地球温暖化と言われたり、逆に氷河期(氷期)が来るかもと言われたりと、個人ではどうしようもないことも多々あります。それでも出来ることをやって行きたいものです。
不動産に携わるものとして
不動産に携わるものとして出来る事は、不動産を購入したり、借りたりする際に、
【災害が起きた時、どのように対処できる物件かを選択してもらう】という事でしょうか。
例えば、大きく分けると3つの例えがあることを知って選択してもらう事ができます。
- 先ずは避難して、生活や建物の復興は、火災保険等で補うようにする
- パワービルダー系の家や木造中古住宅であれば、高級住宅等と比較して、2回建てる事が出来る場合もある。
- とにかく滅多に壊れないようなところに住む(建てる)
- 頑強な住宅に住む(マンションや鉄筋コンクリートで建てられた家)
- 費用等も考え、1と2をほどよく配分する
- 2×4や2×6の場合、火災保険料がお安くなるように、災害に強い家と言えますが、鉄筋コンクリートほどは強くない場合もあります。その分費用がかからない場合もあります。
家を買ったり建てたりする場合、他にも風通しや日当たりや立地・利便性、学区などなど、いろいろな事を条件として気にしなければなりませんが、災害対策についても、考えないといけない時代が来たのかも知れません。(建物として災害に強くない場合は、先ず避難して、後は火災保険で補うというのも、立派な対策の1つだと私は思います)
昨日の出来事
昨日ニュースを見て驚いたのは、マンションの高層階でも物が飛んでくるなどして、ガラスが割れてしまう様子が映っていました。当社事務所も先日シャッターを取り付けましたが、正解だったなぁと思います。当社は川崎の麻生区で今回風速10m/秒前後ということだったのですが、それでも駐車場の段差解消プレートは少し流されていました。
大阪方面では、風速40m/秒以上という凄まじい突風だったみたいですが、大阪に姉が住んでいるので心配でSNSで連絡を取ったら、「危ないから、浮き輪に空気膨らませてる!」と写真付きで送って来ました。(これで逃げるつもりなのか・・・)
淀川からそこそこ近いところに住んでいるので、避難したら良いのにと、こちらは思っていましたが、どんな時でも「余裕」の心を忘れない姉は凄いと思いました。
・・・しかし、落ち着いていられたのは、淀川近くのマンションに住む友達から、
写真でまだ大丈夫との情報を得ていたからのようです。情報は大事ですね。
そして、どのくらいの雨量や洪水であれば逃げるかの判断力をつけておくことも大事ですね。テレビでも「出来れば避難所へ避難して下さい。但し避難所まで安全でないと思うならば、2階へ移るとか近くのビルに逃げられるのか、判断して逃げて下さい」、などと言っていました。なかなか難しい事ですが、あらかじめ考えておいた方が役に立つ時代になって来たのかも知れません。
防げる災害も多いので、情報を広く掴んで、安全に避難出来る場所とタイミングを考えておきたいものです。