WEB事業部の櫻井です。
先日の北海道胆振東部地震でライフラインが断たれた方々が少しずつ普通の生活を取り戻し始めましたが、ブログやInstagramで改めて防災グッズの見直しをされている方がたくさんいらっしゃいます。
あまり知られていない、あると便利な防災グッズ
災害時に必要とされる防災グッズは、インターネットで検索すると色々なサイトでリストアップされているので割愛させて頂きますが、被災された方々が言っていた「あまり知られていない、実際あってよかった物・持っていればよかった物」について調べてみました。
下着や靴下
断水すると洗濯ができない為、下着や靴下の替えはいくらあってもいい。安いもので十分だそうです。
保冷剤・保冷バッグ
停電が長引くと冷蔵庫の中の物は全て処分対象になっていまいます。
しかし今回の北海道胆振東部地震では、停電後も冷蔵庫は2日間冷えた状態を保っていた方がいらっしゃいました。また、保冷バックに保冷剤を詰めて冷凍の物を入れて冷凍庫保管をしたところ、3日間も持ったとのこと。
消臭袋のBOS
楽天等のショッピングサイトで人気のある消臭袋のBOS。この袋、本当に臭わないので使用後の赤ちゃんのオムツやペットシーツを入れるのに使っている方が多いのですが、災害時には携帯トイレとして使用することもできます。20Lと大き目のサイズもあります。
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ウェットティッシュの大判タイプ
東日本大震災では約一ヶ月間お風呂に入れなかった方もいるそうです。そんな方々に重宝したのが、ウェットティッシュの大判サイズのもの。身体を拭くのには通常の大きさよりも大判タイプの方が便利だったそう。
マウスウォッシュ
断水時には歯磨きの水でさえ貴重なので、歯磨き代わりにマウスウォッシュを使用。
抱っこひも
大きな被害に遭いいつもと違う状況に立たされ慌てている親を見た小さな子供は、避難する時に抱っこを要求してきたり、パニックになりすたすた歩けなかったりすると思います。そんな時に役立つのが抱っこひも。メーカーにもよりますがエルゴの抱っこひもの場合、4歳頃・20kgまで使えるので、我が家では普段はもう使用していませんが、災害時用に大切に保管しています。3歳13kgの抱っこ魔の息子に、いざという時に絶対使うと思います。
現金
停電になると、ATMが使えない・レジでクレジットカードが使えないという状況になります。そして小銭がなければお釣りをもらえないので買い物ができないということもあり得ます。お札はもちろん、小銭の用意も忘れずに。
サランラップ
サランラップを食器や紙皿の上に敷いてお皿を汚さないで使うというのは有名な話ですが、その他にも災害時のサランラップ活用法として、長く出して三つ編みにするとロープ代わり、止血時の包帯代わり、骨折時の三角巾代わりとなります。また、脚に巻けば保温効果があるので寒い時に役立つそうです。
少しでも美味しい食料
精神的・肉体的に疲れている状態で、カップラーメンや安い缶詰は食べたくなかったという方も。その方は非常食リストからカップラーメンを削除し、缶詰やレトルトは少しでも美味しそうな物を用意したとのこと。
また東日本大震災では、自宅避難者に食料配給は一度もなかった地域もあるそうです。非常食とはいえ、メニューの見直しも必要なのかなと気付かされました。
南海トラフ地震で予想される被害の大きさ
今年は本当に災害が多く、まさに明日は我が身状態。川崎市に住んでいる身としては南海トラフ地震が一番怖いところです。
朝日新聞社と関西学院大学災害復興制度研究所の共同調査によると、南海トラフ地震で想定される神奈川県の死者は2,900人。川崎市麻生区・川崎市多摩区・川崎市宮前区・横浜市青葉区では最大震度5強が予想されています。
東日本大震災の震度5強の爪痕
東日本大震災で震度5強を経験した福島県に住む私の両親は、「震度5強は下からドーンと突きあがる感じがして恐怖のあまりお父さんとお母さんで思わず抱き合ったよ。本当に怖かった。」と言っていました。夜勤明けで寝ていた実家に住む兄のすぐそばに棚が倒れてきて、あと数センチずれていれば命がなかった可能性も・・・・。
もちろん電気・ガス・水道のすべてが止まったのですが、電気とガスは比較的早めに復旧したものの水道は地震発生から10日もかかったそうで、水道から水が出た瞬間は涙が出たそうです。
後悔する前に防災グッズで災害準備を
ご家族にお子さんやペット、高齢者がいらっしゃるなら特に防災グッズは徹底的に揃えたいですよね。家族構成や人数にもよりますが、防災グッズを買い揃えるのには10万円前後かかるとか。インターネットやホームセンターはもちろん、100円ショップでも防災グッズを取り扱っているのでそういう所も活用するといいかもしれません。