今月7日に川崎市から、4月1日時点で保育所等に入れなかった待機児童数が発表されました。
川崎市内の保育所等の利用児童数・待機状況
待機児童数だけを見ると川崎市内では14人とのことで前年よりも4人減。ただし希望の保育所等に入れなかったとされる保留児童数は依然として2,772人もおり、前年比では188人減ではあるものの、まだまだ多い人数だと思います。
認定保育園の活用や、幼稚園の一時預かり、認可保育所等の整備で受入枠は拡充し、利用児童数は過去最多となる30,699人(前年比1,890人増)となりました。
保育所等の施設は32園増え、川崎市内で452園となり、定員も1,953人増の30,435人となったものの、利用申請者数には及びませんでした。
川崎市の人口が増加
また、今月1日時点で川崎市の人口が152万6630人になり、神戸市を抜いて川崎市が20政令市中で第6位になりました。
人口増加の要因として、首都圏での立地優位性や交通利便性の高さ、武蔵小杉駅や新百合ヶ丘駅周辺の開発が挙げられています。平成の人口増加率も29.22%で、政令市の中で1位の伸びでした。
川崎市は、2030年に人口のピークを迎え158万7千人となると想定しているそうです。
川崎市の待機児童・保留児童対策
川崎市は今年度の待機児童・保留児童対策として、保育ニーズの高いエリアを中心に認可保育所等の整備促進を図り受入枠確保を進めるとしています。
就学前児童数は前年比で933人減ではありますが、新川崎駅や武蔵小杉駅周辺などでは大規模住宅の開発にともない人口が増えているので、今後も保育所等の新設を期待したいものです。