住宅ローンにおける短期・中長期固定金利・変動金利の選択

不動産コラム

~将来の金利上昇にどう備えるか~

20140407不動産を購入する際、多くの方が住宅ローンを組まれると思います。その際、銀行さんのホームページを見ると、

【変動金利最大優遇後年利0.7%】とか
【当初10年固定金利1.2%】とか
【フラット35ずっと固定金利1.75%】とか

目に付く事が多いのですが、どこをポイントに見ていけば良いのでしょうか?

先ず考えることは、金利の上昇リスクをどう考えるか。です。

  1. 最悪、金利が何%上昇すると予測するか?
  2. 金利が上昇した時にどうするか?
  3. いつ頃までにいくら位返済できそうか

です。
予測の範囲を超えてしまった時には、物件を手放す(売却する)という選択もあり得ますので、詳細は当社や銀行さんとご相談をしてみて下さいね。他銀行さんとの体系的な比較ということについては、当社やファイナンシャルプランナーさんの方が得意な場合もあります。メールでもお答えします。お気軽にご相談下さい。

それでは、おおまかですが、ポイントを下に書きます。

変動金利

実際の
金利動向※1
年利は最大優遇後 0.7~0.975%が多い
有利 今の金利が低い
 →金利がこのままなら、支払い総額が少ない。
不利 金利上昇時に支払い額が増加
 →5年間は支払い額が一定という場合もあるものの、金利上昇分は後で必ず支払う(ツケのようなものです)
対策
  1. 金利は、それほど上がらないと予測される方。
  2. 金利が上がると予測した分でも支払い可能とみる方。
  3. 金利が上がった際は繰上げ返済可能(親御様に借りる・別の資金から等)な方。

短期固定金利

実際の
金利動向※1
  • 当初2年 0.45%~
  • 当初3年 0.9%~
  • 当初5年 0.95%~
有利 金利が低い。
 →場合によっては変動金利よりも低い場合あり。
不利 当初固定金利が終了した時点の金利が採用されるため、その時点で大部分が返済し終わっていないと金利上昇時は、著しく返済額が上がっている場合がある。
対策 数年後に退職金や満期の保険、買い換え元のご自宅売却資金などで、一括または大部分の返済が終わる予定のある方向き

中長期固定金利

実際の
金利動向※1
  • 当初10年
    1.2%~1.45%が多い
有利 中長期でありながら、変動金利と差が現在少なくなってきています。
 →現在過去最低金利。
不利 10年後、繰り上げ返済等により返済の目処が立っていない場合
 →金利上昇時は、著しく返済額が上がっている場合がある。
対策 10年後あたりまでに退職金等で一括または大部分の返済が終わる予定のある方向き。

長期固定金利

実際の
金利動向※1
  • 35年固定金利 1.9%~4%
  • フラット35 1.75%~
有利 金利上昇リスクがほぼなくなる。
 →安心感
 →現在過去最低基準
不利
  • フラット35では団体信用生命保険料は別途。(金利換算で0.385%前後)
  • 金利が上昇しない場合は支払い額が上記に比べると多くなる。
  • 建物等に厳しいめの基準があり、物件により取り扱えない場合がある(フラット35など)
対策
  1. 安心を重視する方向き。
  2. 金利が上がると予想される方向き。
  3. 若い方。
  4. フラット35でないとローンが通りにくい方。

※12014/4月時点
※金融機関により、カード加入や労働組合加入、事務手数料・保証料などの支払い条件等があります。詳しくは、お問い合わせ下さい。

個別の事情が多いところでもあります。物件探しをする前や、探し始めのうちに出来ればご相談いただけるとありがたいです。概算支払い予定表や、繰り上げ返済シミュレーションなどのエクセルシートを送信出来ます。金額を入れてシミュレーションしてみると、想像がしやすくなります。川崎市麻生区や多摩区、宮前区、横浜市青葉区、東京都町田市、多摩市などお近くの方はもちろん、日本国内であれば、金利の考え方については、どちらでも良いアドバイスが出来ると思います。ご連絡お待ちしております。

川崎市麻生区の不動産、株式会社BBTエブリワンズホームへの各種お問い合わせはこちらから

コメントは受け付けていません。

Related Posts - 関連記事もあわせてどうぞ -

Popular Posts不動産コラム