不動産の査定

不動産の査定ってどうやってるの?①

不動産コラム

不動産の査定

近頃質問を頂きましたので、BLOGでも回答させて頂きます。

以前、不動産の査定について近い題材で書いたのですが、法律用語やら難しい言葉ご多く、かなり不評を買ってしまいましたので、今回はわかりやすい言葉で、不動産の査定をご説明したいと思います。

ずばり、

対象物件を、近所で売れた物件価格や公示地価などを参考に、「売れそうな価格」を調査して決定したものです。

国語の意味としてはわかるかも知れません。しかし実際のところよくわからないかも知れません。

では、不動産営業マンは、査定依頼を受けた後、どのようにして査定を行っているでしょうか?

不動産評価を求める方法としては次の三つがよくあげられます。【1.取引事例比較法】【2.収益還元法】【3.原価法】今回は最も査定でよく使われる1.の取引事例比較法からご説明致します。

1.取引事例比較法

【取引事例比較法】と言うのは、近隣(通常2km以内、広くても3km以内としているケースが多いです)で、販売している物件との比較、及び実際に成約した物件と比較して、こちらの物件のここが良いからプラス2ポイント、ここはマイナス1ポイントと言うように、マニュアル通りに数十項目以上を比較し、価格を決定する方法です。

例えば、そのマニュアルにある

【駅から徒歩分数】の項目を見ると

  • 5分と10分の違いがあれば、7.5ポイントの差が出る
  • 5分と15分の違いであれば、12.5ポイント差が出る

というものが、記載されています。もっと1分刻みで細かく点数が付けられています。

価格査定マニュアル他にも、【街並み】の項目であれば

  • 優れる・・・・・5点
  • やや優れる・・・3点
  • 普 通・・・・・0点
  • やや劣る・・・-3点
  • 劣る・・・・・-5点

【眺望】の項目であれば

  • 優れる・・・3点
  • 普通・・・・0点

となっていたりします。

あくまで、マニュアルから査定価格を出しています。
しかし、実際に買いたいという気持ちは、眺望の良い物件であれば、他が同じであれば、1割高くても良いという風になったりするでしょうし、その点は全く気にしないので、安いほうが良いという方もいるのです。

そうは言っても、売れないと困る方も多いと思います。最低限この価格なら絶対売れるというものを知りたい方は、買取査定というものもあります。いつまでもこの価格で買い取るというものではありませんが、今ならこの価格で99.9%売れますというものがわかります。安心感につながります。こんなに安いの?と驚かれる事もありますが、あくまで決定権はご相談者にあるものですから、すぐに売ろうと思わなければ、チャンスを待つ方法もあります。売り出してから気が変わったという事は、出来れば無い方が良いので、よく相談して、決めて行きましょう。

査定の流れを見てみよう

不動産屋の流れ【1.取引事例比較法】の場合

  1. ご相談又は査定依頼を受ける
      (ホームページ・電話・メール・店頭等)
  2. 対象不動産の基本情報を知る
      (住所・面積・現況の聞き取り)
  3. データの確認
      (近隣の成約事例・売出し事例との比較等)
  4. 現地調査
  5. 価格査定システムへの入力・評点の決定
  6. お客様のご要望に合わせた販売計画及び、査定報告書作成、お客様の希望によっては買取査定価格も提出。

お客様側の流れ

  1. 売却を考える
    (買い替えや実家への引越し等により売却を考える)
  2. 簡易(机上)査定依頼を出す(またはご相談のみ行う)
    (気に入った会社・近所の会社・一括サイト等へ電話・メール・ホームページの問い合わせサイト・店頭等々)
  3. 簡易査定を出した会社からのメールや電話での対応のしかたを比較し数社へ実査定を依頼し、担当者と顔を合わせる。
  4. 担当者の対応や価格、スケジュール、ご自身に合った売却方法を考え、条件に合えば仲介契約(媒介契約)を結ぶ
  5. 販売活動(居住中の場合はお客様対応等がございます)
  6. 購入希望者からの条件が合致すれば、ご成約となります。

川崎市麻生区の不動産、株式会社BBTエブリワンズホームへの各種お問い合わせはこちらから

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