出口戦略3

不動産コラム

昨日の出口戦略2(スタート)の続きです。

例えば中古アパートを購入しようとしている場合・・・

二つの隣接しているアパートがあったとします。

20140609

現時点 Aアパート Bアパート
土地面積 240m2 192m2
収益
価格
満室10部屋
月60万円
年間720万円
満室 8部屋
月52万円
年間624万円
実勢価格 6070万円 6400万円
表面利回り 11.8% 9.7%

このような条件の時、土地実勢価格で売られていたとします。
利回りだけを考えれば、Aの方が良いとなりますね。

ところが、この物件がABともに、築30年のアパートで、
手入れが悪かった為、後10年もつかどうかと言われた時、

売却した時、同じ価格で売れるのであれば、Aの方が良いでしょう。

ところが、Aは、アパートが建てられないケースも考えられます。(川崎市建築基準条例第8条(建築物の敷地と道路との関係)、世田谷区の敷地延長による長屋問題、等々、詳しくは検索してみて下さい)

新築Aアパートが長屋タイプのものしか建てられない場合、下記表のようなことも、起こり得ることです。

建替え後 新築Aアパート 新築Bアパート
土地面積 240m2 192m2
収益
価格
満室5部屋
月40万円
年間480万円
満室 8部屋
月68万円
年間816万円
実勢価格 9600万円 9900万円
表面利回り 5% 8.2%

他にも、B土地は2分割可能で売却出来る場合、うまく退去してもらえると、1割upで売れる可能性さえ、考えられます。

ようは、建物の状況をみながら、更地にした場合の価格についても、考えていくことが必要だと思います。

実際には、Aアパートの道路と接している間口が、

  • 川崎市で3m以上→ A の方が良い
  • 世田谷区で4m以下→ B の方が良い
  • 前面道路が、狭い→ B
  • リフォームをし続けてもコストパフォーマンスが落ちない(むしろ向上するとか)→ A

出口戦略というのは、土地は所有し続けていても建物を取り壊す場合なども考えて、選ぶべきだと思います。

今は、アパートの場合を中心に申し上げましたが、一戸建てでも考え方は、共通の部分があります。

更に言えば、

建物が良い場合
  • ○木造住宅で良い物件は、お手入れ次第で半永久に持つと言われます。
  • ▲修繕予算が10年ごとに300万円かかります(購入時築30年例)
建物が壊れそう
  • ○建て替えれば、予算に合う。
  • ▲新築予算は40年毎に1200万円かかります(例)

建物を維持していくにも費用がかかるものです。その金額も考えあわせながら、10年後、20年後、30年後・・・の資金計算をしてみる・・・そんなことも、購入をするときには、考えて頂ければと思います。

シミュレーションをしてみたい方は、BBTエブリワンズホーム徳山までお問い合わせ下さい。長文読んで下さりありがとうございます。

マンション購入編は、また後日・・・。

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