昨日の出口戦略2(スタート)の続きです。
例えば中古アパートを購入しようとしている場合・・・
二つの隣接しているアパートがあったとします。
現時点 | Aアパート | Bアパート |
---|---|---|
土地面積 | 240m2 | 192m2 |
収益 価格 |
満室10部屋 月60万円 年間720万円 |
満室 8部屋 月52万円 年間624万円 |
実勢価格 | 6070万円 | 6400万円 |
表面利回り | 11.8% | 9.7% |
このような条件の時、土地実勢価格で売られていたとします。
利回りだけを考えれば、Aの方が良いとなりますね。
ところが、この物件がABともに、築30年のアパートで、
手入れが悪かった為、後10年もつかどうかと言われた時、
売却した時、同じ価格で売れるのであれば、Aの方が良いでしょう。
ところが、Aは、アパートが建てられないケースも考えられます。(川崎市建築基準条例第8条(建築物の敷地と道路との関係)、世田谷区の敷地延長による長屋問題、等々、詳しくは検索してみて下さい)
新築Aアパートが長屋タイプのものしか建てられない場合、下記表のようなことも、起こり得ることです。
建替え後 | 新築Aアパート | 新築Bアパート |
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土地面積 | 240m2 | 192m2 |
収益 価格 |
満室5部屋 月40万円 年間480万円 |
満室 8部屋 月68万円 年間816万円 |
実勢価格 | 9600万円 | 9900万円 |
表面利回り | 5% | 8.2% |
他にも、B土地は2分割可能で売却出来る場合、うまく退去してもらえると、1割upで売れる可能性さえ、考えられます。
ようは、建物の状況をみながら、更地にした場合の価格についても、考えていくことが必要だと思います。
実際には、Aアパートの道路と接している間口が、
- 川崎市で3m以上→ A の方が良い
- 世田谷区で4m以下→ B の方が良い
- 前面道路が、狭い→ B
- リフォームをし続けてもコストパフォーマンスが落ちない(むしろ向上するとか)→ A
出口戦略というのは、土地は所有し続けていても建物を取り壊す場合なども考えて、選ぶべきだと思います。
今は、アパートの場合を中心に申し上げましたが、一戸建てでも考え方は、共通の部分があります。
更に言えば、
- 建物が良い場合
-
- ○木造住宅で良い物件は、お手入れ次第で半永久に持つと言われます。
- ▲修繕予算が10年ごとに300万円かかります(購入時築30年例)
- 建物が壊れそう
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- ○建て替えれば、予算に合う。
- ▲新築予算は40年毎に1200万円かかります(例)
建物を維持していくにも費用がかかるものです。その金額も考えあわせながら、10年後、20年後、30年後・・・の資金計算をしてみる・・・そんなことも、購入をするときには、考えて頂ければと思います。
シミュレーションをしてみたい方は、BBTエブリワンズホーム徳山までお問い合わせ下さい。長文読んで下さりありがとうございます。
マンション購入編は、また後日・・・。