これからワンコを迎える方も、既に家族の一員の方も是非読んで頂きたい!犬のプロから学ぼう!わん!わん!コラム

沢山の大型犬

わんこのサイズ(大)

ドッグトレーナーのコラム

このコラムを書かせていただいているサイトは「大型犬と暮らしたい人の家探し」ができる不動産屋さんです。せっかく「大型犬」をフォーカスしているのに、今までコラムでわんこのサイズ、大きさについて触れておりませんでした!

最近の日本の飼育頭数では大型犬が減っています。純血種の登録ランキングでは13位ゴールデンレトリバー、15位ラブラドールレトリバーがランクインしていますが、それ以外26位までが小型犬~中型犬が占めています。

大型犬:ラブラドールレトリーバー

賃貸物件では「ペット可」といってもほとんどが「小型犬に限る」で、稀に「中型犬まで」。大型犬も入居できる賃貸は本当に希少です。

犬という生き物は驚くほどの体格差がある生き物です。手の平に乗ってしまう小さいサイズのわんこもいれば、両手いっぱい胴にしがみついても手が回らない程大きなサイズのわんこもいます。ここまでサイズの違いがある動物種は珍しいと思います。

超大型犬:ニューファンランドと小型犬チワワ

日本と欧米での分類の違い

日本での分類は

  • 小型犬(例:チワワ、トイプードル)~
  • 中型犬(例:柴犬、ビーグル)~
  • 大型犬(例:ゴールデンレトリバー、ボクサー)~
  • 超大型犬(例:セントバーナード、アイリッシュウルフハウンド)

といった分け方が主流で・・・、

欧米的には

  • 超小型犬(例:チワワ、トイプードル)~
  • 小型犬(例:柴犬、ビーグル)~
  • 中型犬(例:ゴールデンレトリバー、ボクサー)~
  • 大型犬(例:セントバーナード、アイリッシュウルフハウンド)

が分類イメージのようです。

例えば柴犬。ハーネスを買う場合に日本ではMサイズであることがほとんどですが、海外ではSサイズであることが多いです。
個人的にMサイズって人間でもスタンダードというか中間というニュアンスとして受け取っていますが、日本では柴犬サイズがわんこのスタンダード。海外ではゴールデンレトリバーサイズがスタンダードといった感じでしょうか。

ゴールデンレトリーバー

確認しておきたい点は、このわんこの大きさの違いは進化のような自然発生で起きているわけではない点です。「人為的作出(じんいてきさくしゅつ)」といって、人間が選択繁殖をしてきたことによって大きさだけでなく様々な犬種、形、性質などが作り上げられてきた背景があります。
ヒトの手によって、「もっと作業意欲の強い犬を!」「もっと狭い場所へ潜り込める小さい犬を!」「もっと丸顔のかわいらしい犬を!」と、わんこの姿・形、機能や性質の向上を求め掛け合わされ種類が増えてきた歴史があるのです。

ウェルビードッグスクールでのご依頼もやはり小型~中型犬が主流ですが、以前に超大型犬のニューファンドランドと暮らしてきたこともあってか大きなわんこ達とのご縁・ご依頼も絶えません。

ニューファンドランドと柴犬

よく一般的なお声として「大きな子は大変でしょ?」ということをよく耳にします。
「力が強いから大変」という声が一番多いです。きっと散歩の間中ずっと引っ張りまわされるイメージでもあるのでしょうか。
どんなわんこでも一緒に暮らす上で多少のエネルギーは必要ですが、力ではない関係性を築ければ腕力は基本大事ではないと思っています。
でも確かに体重50kgの介護・介助は大変。ただそれ以上に皆さん過大に大変と思われている節を感じます。食事量が大変!運動量が大変!うんちの量が大変(笑)!

大きなわんこは落ち着いている時間、それはそれはマッタリどっしりな存在感。
まぁ、好きだからこそ一緒に暮らせるのでしょう。

沢山の大型犬

私個人的には小さなわんこの方が大変・・・というか怖いのです。すぐに壊れちゃいそうで。
ちょっと段差を下りただけで骨が折れてしまったわんこも知っていますし、何かの病気になった時も体が小さいと体力も必然と少ない。

まぁ、大きいわんこも小さいわんこもそれぞれ大変さ・かわいさ・素晴らしい面も全てあるでしょう。

ひとつの命としては変わらない。それが答えでしょうか。


わんわんコラムの著者紹介

WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋美和プロフィール
WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋の生い立ちから現在・・・1979年12月:誕生。先代犬メリー(柴犬)に色々と教えられる 1996年11月:認知症等の介護の末、18歳でメリー大往生 1998年4月:動物の専門学校へ入学…目標を見失い約1年程授業に身が入らず 1999年夏:犬の問題行動に興味を持ち勉強再始動。師となる英国式家庭犬トレーニングの森山先生と出会う 1999年11月:里親として愛犬といちを家族に迎える 2001年3月:専門学校卒業。森山先生を師事し共に活動。その後、辻も加わる 2003年3月:森山先生、辻と共に英国APDT協会のトレーナー資格取得 2007年1月:辻と独立、ウェルビードッグスクールを立ち上げる

川崎市麻生区の不動産、株式会社BBTエブリワンズホームへの各種お問い合わせはこちらから

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