皆さんの愛犬の名前、どのような思い入れや由来がありますか?!
出張トレーニングでお付き合いするおうちでの初カウンセリングで、名前の由来についてお聞きすることも多いです。
個性的な「面白ネーム」であったり、「人気王道」や「代々襲名」、同じイニシャル、同じ音などのルールに当てはめた名前も。
姫・殿・社長・家康などの「偉人・お偉い様ネーム」もありました。他にも数字・和名・英名・フランス語・イタリア語。。。
また、女子なのに○○太郎というわんこもいましたし、ご家族の中でつけたい名前が複数あってミドルネームのように結局全部くっつけた、というわんこもいました。
本当にそれぞれの飼い主さんの個性が光っているな~と思います。
相棒といちの名前の由来
私の相棒・お空にいる「といち」は、正式書類では漢数字で「十一」と書きます。やはりへんてこな名前なので何度か聞き返されたりしたものでした。「タイチ?」「ヨイチ?」と。
まさか「といち」なんて思わないでしょうに。だって「といち」という音は暴利を貪る高利貸し「十日で一割の金利」のことを意味しますので聞き返されるのも当然です。
ちなみにイントネーションは「と」にアクセントで「といち」です!
さて、この「といち」という名前。由来が2パターンあります。簡潔に説明を済ませたい時のショートバージョンと、もうひとつは真の由来なのですが知らない人には全然面白くない正式バージョンとがあります。
簡潔バージョンは「迎え入れた日が平成十一年十一月だったから」です。簡潔でしょ?
(残念ながら日にちは13日でしたので「十一」が3つ並ぶ夢は破れました)
それが先日、「といち君ってもしかして…」と正式バージョンの由来を聞いてきた飼い主さんがいたのです!その正式バージョンとは、「六三四の剣」という剣道ものの漫画からです。主人公・六三四(ムサシ)は六月三日の四時に生まれたので「六三四」。その主人の元にやってくる野良犬の仔犬が「十一(といち)」。十月一日に拾ったので「十一」です。主人公を助け、一緒に駆け回り剣道の修行にも繋がるスゴイ犬なのです。
私は小・中・高と剣道をかじっていたこともありこの漫画も好きでした。なので「といち」ってかわいい音だな~と子供ながらにずっと頭に残っていました。といちを迎え入れた当時は専門学生だったのですが、「といち」が高利貸しの事であるとも知らずに命名して、随分と両親には反対されたものです(笑)
それでも14年間みんなに愛された名前になり、今でも愛おしく感じる名前です。
これまで20年前後犬の世界におりますが同じ名前に出会っていません。「トイ」君や「イトイチ」君は会ったことがありますが「といち」は唯一無二でした!(いやいや、漫画の真似をしている時点でオリジナルではないのですが!)
もし次に一緒に暮らすわんこが出てきたら、なんて愛称にしようかと。まだ見ぬ君を想って悩みます。と言いつつ、実は候補はあります。「カイロ」です(笑)。寒がりの私に暖かい温もりのホッカイロにちなんで。でもきっと「カイちゃん」って呼んじゃうだろうから、そうしたらいっぱいいるのですよね。なかなか唯一無二は難しい。
皆さんのわんこの名前。由来はどんなものでしょうか?
2018.05.07「わんこへの誓い」もあわせてどうぞ。
WEB担当徳山2号のおまけ
刈屋先生のコラムにのっかって(笑)当社初代看板犬びぼんの名前の由来もちょっと付け足しておきましょう。
初代看板犬びぼんの前、同じゴールデンレトリバーの女の子ヴィーヴルがいました。ヴィーヴルは、我が家に来て2週間ほどで病気で亡くなってしまいました(生後2か月ちょっと)
まもなく迎え入れたびぼんには、ヴィーヴルの生まれ変わりであって欲しい・ヴィーヴルの分も長生きしてほしい、そんな願いから、
ヴィーヴルの頭文字(読みで言うと「ビ」)+「BORN」でびぼん。
生まれ変わりという意味のREBORNのニュアンスも含まれていたりします。
びぼんという名前も、といち同様他に聞いたことがありませんでした(笑)
ちなみに、「お名前は?」と聞かれたとき「びぼんです」って言っても一発で聞き取ってもらえることはなく、「リボンちゃんね!」と言われることが99.9%(まぁ、そうなりますよね笑)
そのたびに【「り」じゃなくて「び」なんです】と言い直していたんですが、ある時からそのやり取りを回避するために、お名前は?と聞かれた後「びーちゃんです」って言うようになりました(笑)
(もちろんその後に、「本当の名前はびぼんなんですけどね、びーちゃんで覚えてください」って伝えてましたけど。)
名前にまつわるエピソードを思い出す時、一番に頭に浮かぶこと。
それは、あるご近所さん。
ずーーっと、びぼんのことを「ボビンちゃん」って呼んでいたことです(笑)
一度か二度「ボビンじゃなくて、ビボンです~」って言ったことがありますが、次会う時はまたボビンちゃんに戻ってて(笑)
「それはそれでもういいかっ!」って開き直ったのでありました~♪
今思えば、それも含めていい思い出です^^
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