これからワンコを迎える方も、既に家族の一員の方も是非読んで頂きたい!犬のプロから学ぼう!わん!わん!コラム

満たされた犬たち

わんこが満ちる

ドッグトレーナーのコラム

『疲れた犬はいい犬』
これは愛犬家の中ではよく知られたイギリスのことわざです。
この「疲れた犬」とは、「疲弊」ではなく「満たされた」という意味合いであることがポイントだと思います。

走って有酸素運動で満たす。じっくり歩いて持久力を鍛え心肺能力を満たす。
また身体だけでなく頭脳や五感、気持ちを満たすことも大切です。
おもちゃの引っ張りっこで押しつ押されつの対話式遊びで協調関係を満たす。
隠されたフードを探索してみつけたりするノーズワークで嗅覚を満たす。
知育玩具で頭を使ってオヤツをゲットして達成感を満たす。
クリッカーなどを用いていろいろなトリックなどを教え知的好奇心を満たす。

満たされた犬たち

こういった活動を通して心身共に満たされることを知っているわんこは「QOL=わんこの生活の質」に恵まれていると言えます。できればそれが最低限の生活水準としてあげたいところです。

そして「疲れた犬」はよく寝ます。しかし…
疲れていて休みたいのに休む場所がないと、どうなるか。

疲れた時にゆっくり充電できるスペースがないと心身共に休まらず余裕が消え「疲弊状態」に。心身のオーバーヒートはパニックになりやすく、過剰反応を生みやすいのです。

「休む場所」

クレートではなく、サークルで過ごしているわんこも多いです。サークルが悪いという訳ではありませんが「人間が囲った動物を鑑賞する仕様」で、そのままだとスケスケ丸見え状態です。
例えていうなら「夏フェスに行って、テントで休もうと思ったら蚊帳のようなスクリーンタープだった」もしくは「新しく引っ越したお部屋でカーテンなしで過ごす」感覚でしょうか。
外からの視線を感じたり、何かが動いたりしたら心から休めない状況ではないでしょうか。

サークル

できればサークルにもカーテン(目隠し)をお勧めしています。布・プラダン(プラスティックの段ボール)・ベニア板などそのわんこに合った材質を選ぶことが必要です。そして何もサークル全体を覆う必要はありません。のれんのように上から半分を覆う、サークルの右半分だけとかを覆うなど、そのわんこの好みも聴いてみましょう。

その点クレートは小窓があり、たまに飼い主さんの存在を確認できる「チラ見したいわんこ心理」に即していると思います。

私の相棒だったといちは、ハウスで休むにもメッセージがありました。軽い疲れ程度で「楽しいことがあれば呼んでね。すぐ起きるから」という感じの時はハウスの入り口付近で寝ていました。そして「はー、疲れたー。ちょっとグッスリ休みたい」という時はハウス奥、真っ暗なところで寝ていました。

クレートで休むワンコ

「休んでいる犬を触っちゃダメ」

犬のパーソナルスペース子供(人間です)の時から教えなければならないことのひとつだと思いますが、理由は「犬が噛んでくるからダメ」なのではなく、噛まないわんこであっても「休んでいるのだから尊重すること」が大切と思います。
だって自分がされたらいい気分じゃないですよね。ウトウトしている時にあれやこれや言われたり、周りでバタバタされたら「チッ」ってなりません?
寛大なわんこであれば「うるさいからあっちに移動しよう」とかになります。それはもちろん別の休む場所があるケースです。

夏休みや秋のシルバーウィークなどで、わんこと一緒にどこかに遊びに行った先ではまずは愛犬の居場所作りをお勧めします。

お出かけ先で楽しく遊びつつもしっかり休憩を!

車やお宿のお部屋で休ませる時は周りが気にならないよう、慣れたハウスや自分の匂いのするベッドやマットなどを持参しセッティングをしてあげると休まりやすいです。
セッティング場所も人通りや物音がするところからはなるべく避け、車であれば駐車場の奥とかが静かなスポットだったりしますね(不便だったりしますが…)。
お部屋であれば廊下の近くは避けたり、ベッドが2台あればその間にレイアウトしたりとパーソナルスペースを確保してあげましょう。

車で休憩の場合、10月くらいまでは曇りの日でも熱中症になりうる危険が高いです。エアコン空調管理をしっかりと!(旅はプチ引っ越しみたいなものなので「わんことお引越し」をご参照ください)

まとめ

わんこを活動で満たすには「量より質」。もちろんわんこの特性や年齢などにもよって「量も質もどちらも大事!!」というわんこもいます。そういう愛犬をパートナーに持った飼い主さんは楽しみつつ頑張って愛犬に合った活動を♪でもそれはわんこの為だけではなく、しいては自分達の為でもあります。
だって暇を持て余したニートわんこは「人間が困る問題行動」を起こしやすいからです。それはヒトにとって困ることであって大抵の場合、わんこという生物的には問題はない行動だからです。

活動を通して心身共に満たし、そして休まる場所がある。これが上手に「わんこを満たす」コツといえるのではないでしょうか。


わんわんコラムの著者紹介

WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋美和プロフィール
WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋の生い立ちから現在・・・1979年12月:誕生。先代犬メリー(柴犬)に色々と教えられる 1996年11月:認知症等の介護の末、18歳でメリー大往生 1998年4月:動物の専門学校へ入学…目標を見失い約1年程授業に身が入らず 1999年夏:犬の問題行動に興味を持ち勉強再始動。師となる英国式家庭犬トレーニングの森山先生と出会う 1999年11月:里親として愛犬といちを家族に迎える 2001年3月:専門学校卒業。森山先生を師事し共に活動。その後、辻も加わる 2003年3月:森山先生、辻と共に英国APDT協会のトレーナー資格取得 2007年1月:辻と独立、ウェルビードッグスクールを立ち上げる

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