これからワンコを迎える方も、既に家族の一員の方も是非読んで頂きたい!犬のプロから学ぼう!わん!わん!コラム

犬と師走のイベント 注意点など

わんこと師走

ドッグトレーナーのコラム

12月は何かと忙しいものですが、飼い主さんが大掃除で汗だくになろうと、忘年会で飲みすぎて二日酔いになろうと、わんこにとったらなんのことやら。「いつも通りかまってよ!」という感じでしょう。

愛犬と安全に過ごすために

年末年始はクリスマスやお正月などのイベントがあり華やかで楽しい面も多いですが、わんこと安全に過ごすためには気に留めておかないといけないことも多いです。

一般的によく知られているのはクリスマスのチキン。加熱した鳥の骨は鋭角に裂けやすく万が一飲み込んだ場合、お腹の中で刺さってしまう危険性があるからです。ホームパーティーで骨ありチキンを出す際はもちろんですが、この季節コンビニの近辺や公園のベンチ付近にもチキンの食べ残しが捨ててあるのを見かけますのでお散歩時にも注意が必要です。

一年に一度のクリスマス料理やおせちに人間も特別感が出てついつい食べ過ぎちゃうこともありませんか?その延長線でわんこにも「今日は特別だよ」と言っていつもとは違う食べ物をあげたり、ついついあげ過ぎてしまうのも要注意です。
年末年始の動物病院ではそれらが原因でお腹を壊したりアレルギーを起こしたわんこの来院が増えるそうです。また年末年始の動物病院は休診のところも多いです。開いている病院を探し回り「今年の正月は大変だった…」とならないように何事もほどほどに。

クリスマスツリーを毎年飾っているおうちが仔犬を迎え、いつものように飾ったら吊り下げていた飾りをイタズラされてしまった!とか。「イタズラ」と表現しましたがそれは人間の言い分。仔犬ちゃんにしてみれば「自分へのプレゼントがぶら下がっている♪」と思ったことでしょう。
もしそれを誤って飲み込んでしまったら大変です。大きさ、形状、材質にもよりますが、様子を観察しかかりつけの獣医さんに連絡をして指示を仰ぎましょう。

プレゼント用のリボンなども危険が潜んでいます。リボンのような長い紐状のものを飲み込んでしまった場合、体が排出しようという反応が出た時に上からも下からも出てしまい命に係わる事態になりかねません。

ツリーなどは仔犬ちゃんの口の届かない高さや場所に置くよう心がけましょう。(もう成犬なのにイタズラをする?その際にはぜひウェルビーへお問合せくださいね。口にして良いものといけないものの区別を教えてあげたり、他の発散方法を教えてあげたり予防が肝心。高等訓練ではなく家庭犬としての暮らしを応援しております)

犬と師走のイベント 注意点など

ワンコに負担のかからない床やアイテム

最後に年末と言えばいつもは手の行き届かないところの大掃除。
床がフローリングのおうちはワックスの塗り替えをしたりもすると思います。ペット用のワックスは色々と販売されていますね。爪跡の傷や水が垂れたシミなど、塗り替えツヤツヤで新年を迎えられたら清々しいです。
(併せてこちらの記事もどうぞ:「わんこと掃除 ~被毛~」)

ただ、人間にとって滑りが解消されるワックスもわんこにとったら「多少の踏ん張りで滑る危険性が少し減る」くらいで、本当に滑りにくさを追求することは難しいことが多く知らず知らずのうちに関節などに負荷を掛けてしまうことも多いです。
若いわんこの場合は表面上変化見えないにしても、シニアのわんこになってくるとスタスタ歩けなかったり、脚がハの字になってコワゴワと歩いたりする様子が見られることがあります。

その場合はクッション性の高いフロアマットや絨毯を敷くのも良いかと思います。わんこの行動範囲全てを張り替えなどできれば良いですが高価過ぎるので「一部分だけ」というおうちも少なくないです。他にも肉球クリームを塗ったり、靴を履かせたり。

獣医師によって考案されたトゥーグリップス床はそのままでわんこ達の助けになるのが獣医師によって考案されたトゥーグリップスです。
(参考:http://wellbe-dog.com/goods/065/

天然ゴムでできたリング状のもので爪に装着するものです。爪と床とのグリップ力が生じ滑りづらくなるものです。もちろん絨毯でも威力を発揮できますし、お散歩にもそのまま行けます。
「着けてからはアクティブに動けるようになった!」とのお声をお聞きすると嬉しくなります。

せっかくですから床もキレイで愛犬もニコニコで新年を迎えたいものです。


わんわんコラムの著者紹介

WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋美和プロフィール
WELLBE DOG SCHOOL ウェルビードッグスクール 刈屋の生い立ちから現在・・・1979年12月:誕生。先代犬メリー(柴犬)に色々と教えられる 1996年11月:認知症等の介護の末、18歳でメリー大往生 1998年4月:動物の専門学校へ入学…目標を見失い約1年程授業に身が入らず 1999年夏:犬の問題行動に興味を持ち勉強再始動。師となる英国式家庭犬トレーニングの森山先生と出会う 1999年11月:里親として愛犬といちを家族に迎える 2001年3月:専門学校卒業。森山先生を師事し共に活動。その後、辻も加わる 2003年3月:森山先生、辻と共に英国APDT協会のトレーナー資格取得 2007年1月:辻と独立、ウェルビードッグスクールを立ち上げる

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